第 問
複素数平面上の原点を中心とする半径の円をとする。点は上にあり、点とは異なるとする。点における円の接線に関して、点と対称な点をとする。とおき、と共役な複素数をで表す。
とをについての整式として表し、絶対値の商を求めよ。
のうち実部が以下の複素数で表される部分をとする。点が上を動くときの点の軌跡を求めよ。
解答
原点をを表す点をとする。また、よりから
点を原点を中心としてだけ反時計回りに回転した点は
この点を虚軸方向にだけ平行移動した点は
この点を実軸について対称移動した点は
この点を虚軸方向にだけ平行移動した点は
この点を原点を中心としてだけ時計回りに回転した点がだから
また
よって
点が上を動くとき、の実部はだから
また、(は実数 )とする。
よって
より から
だから
よって
求める軌跡は、放物線 のの部分(図は省略)
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