2021年度開成中学校入試問題を解いてみました。中学入試問題は注意深く解かないと、中学や高校の数学の概念を使ってしまいます。そうならないよう、算数の範囲で解きました。
問題
次の問いに答えなさい。
解答
を小数にするため、割り算をする。をで割った商は、で、余りはとなる。続けて割り算をすると、その余りをで割った商は、で、あまりはとなる。さらに続けると以下のようになる。
これをさらに続けていくと、商には規則的な数字が表れる。商に現れる数は小数第何位までか(商の位と言うことにする)ということと、それはどんな数か(商の数と言うことにする)ということを調べると、商の位がけた進むごとに商の数は倍になっていることが分かる。 よって、表は次のようになる。
この表より、小数第位の「商の数」は「」となっている。これは、小数第位までの割り算終了後、小数第位までの割り算をするとき、商の小数第位にが立つということを示している。よって、小数第位がで、小数第位が、小数第位が、小数第位がとなる。
(答)小数第位の数は
同様にして、小数第位にが立ち、小数第位にが立つから、小数第位にはとが立つから、実際の筆算ではこのつを合わせてが立つ。
(答)小数第位の数は
同様にして、
追加 この図の小数第92位以上も正しくないが、問題の問いには無関係である。
(答)小数第位の数は