数学(理系)の第6問(2022京都大学入試)
問題
第 問
数列を次の式
により定める。このとき、数列の一般項を求めよ。
解答
表より、数列の階差数列が
だから、この数列の一般項は次のように推測される。
(※)
この推測が正しいことを、数学的帰納法によって証明する。
のとき、(※)の右辺は
上の表より、なので、
のとき(※)は成り立つ。
のとき、(※)が成り立つ、すなわち
と仮定する。
このとき、
は連続する整数だから、いずれか一方が偶数なので、
は
の倍数である。よって、
のときを考えると、
よって、のときも(※)を満たす。
このとき、
は連続する整数だからいずれか一方が偶数で、
が
の倍数なので、
は
の倍数である。よって、
のときを考えると、
よって、のときも(※)を満たす。
このとき、
は連続する整数だからいずれか一方が偶数で、
が
の倍数なので、
は
で割ると
余る数である。よって、
のときを考えると、
よって、のときも(※)を満たす。
から、すべての自然数
について(※)は成り立つ。
(答)
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