問題
第 問
座標空間の点は同一平面上にないとする。線分の中点を、線分の中点をとする。実数に対して、直線上の点と、直線上の点を次のように定める。
このとき、直線と直線がねじれの位置にあるためのに関する必要十分条件を求めよ。
解答
次のベクトルをで表すと、
これらの式をまとめてとおく。
ここで、「直線と直線がねじれの位置にある」とは、「直線と直線が平行でなく、かつ交わらない」ことだから、「点が同一平面上にない」ことと同値である。
その否定は、「点が同一平面上にある」ことである。
このときの必要十分条件を求める。
と表せる。これにを代入して整理すると、
より、
は次独立だから、
これらの式から、で、となる。
逆に、のとき、から、
だから、となり、「点が同一平面上にある」
よって、「点が同一平面上にある」ことの必要十分条件はである。
「点が同一平面上にない」のは、この否定だから、その必要十分条件はである。すなわち、これは直線と直線がねじれの位置にあるためのに関する必要十分条件である。
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