問題
第 問
座標空間内に点を考える。線分の中点と線分の中点を通り、直線に平行な平面をとする。さらに、はをみたす実数とし、点を考える。
八面体の平面による切り口および、平面の平面による切り口を同一平面上に図示せよ。
八面体の平面による切り口が八角形となるの範囲を求めよ。
実数がで定まる範囲にあるとする。八面体の平面による切り口のうち、の部分を点が動くとき、座標平面上で点が動く範囲の面積を求めよ。
解答
となる。
のとき。平面上の点は、である。よって、八面体の平面による切り口は、四角形となる。(図は省略)
また、線分の中点はである。平面と平面の交わる線は直線で、この中点を通り、直線に平行な直線(直線とする。)がその切り口である。直線は四角形の辺と交わる。
のとき。と同様。(図は省略)直線は四角形の頂点を通り、辺と交わる。
のとき。と同様。(図は省略)直線は四角形の頂点を通り、辺と交わる。
点は一直線上にあり、この直線は平面に垂直である。また、平面に垂直な直線を含む平面も、平面に垂直である。
ののとき、点と点は、平面について反対側にある。よって、平面は八面体の辺と交わるから、その切り口は六角形である。
ののとき、点は平面上にあり、点と点は、平面について反対側にある。よって、平面は八面体の頂点を通り、辺と交わるから、その切り口は六角形である。
ののとき、点と点は、平面について反対側にある。よって、平面は八面体の辺と交わるから、その切り口は八角形である。
ゆえに、求めるの範囲は、である。
の八角形の頂点のうち、にあるのは、平面が八面体の辺と交わる点で、これらを順に点とする。
点の座標を求める。より点は平面上にあり、だから、直線の式は、である。
直線つまり直線との交点の座標は、である。よって、その座標は、である。
次に、点の座標を求める。点の座標は、で点と一致する。
ので、直線の式はで、直線つまり直線との交点の座標は、である。
また、点の座標は、だから、直線の式はである。
点はこの直線上にあるから、その座標は
さらに、点の座標は、点である。
(図は省略)
以上より、求める面積は、
四角形
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