問題
第 問
箱の中にからまでの数が一つずつ書かれた枚のカードが入っている。ただし、を以上の自然数とする。「カードをよく混ぜて枚取り出し、そのカードに書かれた数を読み取り、そのカードをもとに戻す」という試行を回繰り返す。回目、回目、回目および回目に取り出したカードに書かれた数を、それぞれとする。また、座標平面上に点を定める。次の問いに答えよ。
が原点に一致する確率をを用いて表せ。
が連立不等式の表す領域にある確率をを用いて表せ。
が直線上にある確率をを用いて表せ。
とする。ただし、を自然数とする。が原点に一致し、かつ、四角形の面積がとなる確率をを用いて表せ。
解答
すべての場合の数は通りである。
となればよい。
回目と回目で、となるのは通り
回目と回目で、となるのは通り
よって、が原点に一致するのは、
(通り)
したがって、求める確率は
となればよい。
回目と回目で、となるのは通りだから、となるのは
(通り)
回目と回目で、となるのは通りだから、となるのは、同様にして
(通り)
よって、がこの領域にあるのは、
(通り)
したがって、求める確率は
点が点に一致する場合の数を求める。
回目と回目で、となるのは通り
回目と回目で、となるのは通り
よって、が点に一致するのは、
(通り)
となる場合の数は
(通り)
となる場合の数もこれと同数あり、さらに原点に一致する場合がのようにあるから、が直線上にある場合の数は、
(通り)
したがって、求める確率は
が原点に一致して、だから
となり、四角形は長方形だから、その面積は
これを満たすの組は、の約数の個数に一致して通りある。
したがって、求める確率は
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