問題
第 問
は実数で、とする。に関する方程式
はつの相異なる解をもち、それらは複素数平面上で一辺の長さがの正三角形の頂点となっているとする。このとき、とのつの解を求めよ。
解答(別解)
をの解とすると、
をの共役複素数とすると、は実数だから、
よって、もの解である。
は辺の長さがの正三角形の頂点だから、
だから、は虚数となり、その虚部を正の数として良い。
すると、は純虚数だから、
(ア)
残りつの解は実数となるから、これをとすると、である。
だから、と比較して、
より、(イ)
より、(ウ)
(エ)
ここで、とすると、
よって、(☆)
また、だから、これを(ア)に代入して、
(ア)’
これと(イ)より、
(オ)
は正三角形の頂点だから、それぞれ点とすると、をまたは回転するとになる。はそれぞれを表すから、
(カ)
または、(カ)
(カ)のとき、(ア)’と(オ)を代入して、
よって、(☆)を代入して、
はの解だから、になることはない。
(カ)のとき、(ア)’と(オ)を代入して、
よって、(☆)を代入して、(キ)
(キ)を(オ)に代入して、(☆)も代入して、
(ク)
よって、(ケ)
(キ)と(ケ)を(ウ)に代入して、
(コ)
(キ)と(ケ)を(エ)に代入して
より よって、
これを(コ)、(ク)、(キ)に代入して、
以上より、
つの解は、ただし、
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