問題
第 問
を正の整数とする。はに関する方程式のつの解で、であるとする。
すべての正の整数に対し、は整数であり、さらに偶数であることを証明せよ。
極限を求めよ。
解答
解と係数の関係より、
「は整数であり、さらに偶数である。」
これを数学的帰納法により証明する。
[Ⅰ] のとき、
は正の整数だから、は成り立つ。
のとき、
は正の整数だから、は成り立つ。
[Ⅱ] のとき、は成り立つと仮定すると、
は整数であり、さらに偶数である。
のとき、
より、これは整数であり、偶数である。よって、は成り立つ。
[Ⅰ]、[Ⅱ]より、すべての正の整数に対して、は成り立つ。(証明終)
より、 (は整数) とできる。
より、
ここで、より、
また、より、
よって、とおくと、のとき、
したがって、
ブログ全体の目次(過去の記事の一覧)