高校数学の解き方

高校数学の教科書や大学入試の問題を解いています。簡潔で分かりやすい解答、模範解答を目指します。

算数の第1問(1)(2021開成中学校入試)

2021年度開成中学校入試問題を解いてみました。中学入試問題は注意深く解かないと、中学や高校の数学の概念を使ってしまいます。そうならないよう、算数の範囲で解きました。

 

問題

次の問いに答えなさい。

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解答

\; 2021 \; 年と\; 2121 \; 年は、ともにうるう年ではない。

\; 2021 \; \; 2 \; \; 1 \; 日から\; 2121 \; \; 2 \; \; 1 \; 日まではちょうど\; 100 \; 年である。

\; 2120 \div 4=530 \; , \; \; \; 2020 \div 4=505 \; から、\; 530-505=25 \;

よって、この間、\; 4 \; の倍数である年は\; 25 \; 回ある。

このうち、\; 2100 \; 年が\; 1 \; 回だけ\; 100 \; の倍数である年であり、\; 400 \; の倍数である年はないからうるう年ではない。このことから、

\; 25-1=24 \;

で、この\; 100 \; 年の間、うるう年は\; 24 \; 回あることが分かる。

したがって、この\; 100 \; 年の間の日数は、

\; 365 \times (100-24)+366 \times 24=36524 \;

となる。これは何週あるか求めると、

\; 36524 \div 7=5217 \; あまり\; 5 \;

で、\; 5217 \; 週と\; 5 \; 日余る。

以上より、\; 2021 \; \; 2 \; \; 1 \; 日は月曜日だから、月曜日の\; 5 \; 日後は、土曜日である。

           (答)土曜日