問題
第 問
を実数として、とおく。また、曲線上の点における接線をとする。このとき、次の問いに答えよ。ただし、必要ならばであることを証明なしに用いてよい。
関数の増減を調べ、その極値を求めよ。
接線の方程式を求めよ。
のとき、が曲線に接するようながただつ存在するという。このようなの値を求めよ。
のとき、が曲線に接するようながつ存在する。そのつのの値をとする。に対する接線と曲線、および直線で囲まれた部分が軸の周りに回転してできる立体の体積をとするとき、をを用いて表せ。
に対する接線と曲線、および軸と直線で囲まれた部分が軸の周りに回転してできる立体の体積をとし、とおく。このとのの比の極限値を求めよ。
解答
となるのは、より
よって、の増減表は次のようになる。
とする。
また、だから、
よって、直線はこの曲線の漸近線である。(グラフは省略)
したがって、で極小値をとる。極大値はない。
だから、接線は
より
とを連立して解くと、
より
この次方程式の判別式がとなるから、
より
曲線と直線の交点がつに定まるとき、がただつ存在する。のグラフより、それはのときである。
よって、そのときで、
ゆえに、
は積分定数)
だから
ここで、だから、
より
また、より
で、を考えるため、十分大きなのときを考えればよいから、
よって、
のとき 、だから、
ブログ全体の目次(過去の記事の一覧)